今後の日本経済について

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 を読みました。かなりショッキングな内容でした。

ジャック・アタリが言っていた「巨大グローバル企業が支配する世界」が、着実に進行していることを感じさせる内容です。今後、世界は、これらの巨大グローバル企業の支配下に置かれるのを免れ得ないのではないかと思います。国家の力はますます減衰していき、代わりにGAFAに代表される巨大グローバル企業が力を持つことになるのではないかと思います。

あ〜あ、という感じですが、これも時代の趨勢なのでしょう。。。我々にできることは何なのでしょうか?わたしを含め、毎日を一生懸命に生きる市井の人々の暮らしはどうなっていくのでしょうか?

何も変わらない?いえ、それはないでしょう。これから、社会は、二極化していくのが必然です。システムを設計する人間とシステムの中に取り込まれ、機械(AI)と協働・共存する人たちです。圧倒的に多いのは、後者の人々です。これらの人々がある程度が経済的に満たされ、幸せに生きていくことができる社会であれば、嬉しいのですが、現実はそうはなりくくいでしょう。

システム化、機械(AI)の活用とはすなわち、自動化です。つまり、より少ない人間で、これまであった仕事を代替していくことに他なりません。雇用が減るのです。また、機械(AI)に組み込まれて行う仕事の付加価値は大きなものではありません。これは所得の減少を意味します。経済的に満たされることが幸福に直結するとは限りませんが、経済的に満たされないことは不幸に直結するのではないでしょうか? 巨大グローバル企業に真っ向から戦うことは、実質的に勝ち目がないので、これは得策ではありません。しかし、ローカル社会ならどうでしょうか?まだ、やれることがある気がしてならないのです。

今後は、ローカル社会のあり方について、考察を深めていきたいと考えています。